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2019年07月13日

日本一づくめの志賀高原のゲンジボタル

志賀高原・石の湯(R292を熊の湯方面へ、木戸池の少し先を右に入る)のゲンジボタルを観察しに出かけませんか? 最盛期の 7月中旬~8月中旬には幻想的な光の舞いと降り注ぐような満天の星空が楽しめます。
 ゲンジボタルは日本にしか生息しない大型のホタルで、 幼虫時代を水中で過ごす世界的にみて大変珍しい生態をもつホタルです。 (蛍の仲間は世界中に約2000種類いますが、幼虫時代を水の中で過ごすのはそのうちの 数種類だけなのです)
 現在ではすっかり志賀高原の夏の夜の風物詩となった石の湯のゲンジボタル。 石の湯の岩倉沢川は日本一標高の高いゲンジボタル発生の地として知られています。(標高約1650m) 岩倉沢川には岸辺から湧き出した温泉が入り込むため、水量を安定させると共に、幼虫のエサとなる カワニナを大量に発生させる為、標高の高い志賀高原でもホタルが観察できる要因となっています。
 平成20年3月にはその特性が認められ、志賀高原石の湯のゲンジボタルは国の天然記念物に指定されました。  水と緑ときれいな空気、そんな志賀高原の大自然の中、満点の星空の下、幻想的なの光が観察できます。


日本一ずくめの石の湯ゲンジボタルの特徴は?
 ・発生地の標高が日本一。
 ・成虫の発生期間が日本一。
 ・幼虫の上陸期間も日本一。
 ・成虫の寿命が長い。
 ・明滅周期が長い。 
 

ゲンジボタルの豆知識

ホタルが光るワケ

ホタルの光りはホタルの言葉です。 交尾のためのアピールとして雄が雌に対して呼びかけているもので、未交尾のもののほうが良く光ります。 但し連続的には光ることが出来ないので1分光っては1分休むといった具合に光ります。

ホタルの光る仕組み

発光器の中で「ルシフェリン」という物質と「ルシフェラーゼ」という酵素、それにATP(アデノシンサンリンサン)酸素などの物質を合わせ 光をだしています。 この光はほとんど熱がでないので「冷光」と呼ばれています。

ホタルの一生

卵(一匹の雌は0.5mmぐらいの卵を約500個生みます) 卵は40~50日で孵化します。 孵化した幼虫は水中で生活しカワニナを食べ成長します。 翌年5~6月ごろ、暖かい雨の夜に上陸し土の中に潜りさなぎとなります。 さなぎの期間は40~50日です。 さなぎから 羽化したは3日ぐらいで地上に出てきます。(雌は1.8cm、雄は1.4cm位で雄の方が小ぶりです。)  成虫は夜つゆを飲むだけで何も食べません。 光の言葉を交しカップルとなり交尾をします。交尾後、雄はすぐに死んでしまいます。 ホタルの成虫の寿命は10日~20日ぐらいです。

ゲンジボタル生息地マップ


※最盛期には誘導整理の係員がお客様の誘導を行っております。公園の円滑な利用の為駐車場所等係の指示に従って下さい。
※一般駐車場から片道徒歩10分となります。スニーカーや運動靴等でご来場ください。

見学時のマナー

自然観察の最も基本的なマナーとして、"他の生物の迷惑をかけない"ということがあります。 ここを訪れた人たちが見たいのは"の光っている様子"だけなのかもしれませんが、ホタルの生息している場所には他の生物も住んでいます。そして、こうした様々な生物が一緒に生活することができて、はじめてその場所の自然が成り立っていくのです。ホタルを見るために他の生物に迷惑をかけてしまうと、その自然が変わってしまい、ホタルにとっても住みづらい場所になってしまうのです。ぜひ静かにゆったりとした心での光を楽しんで下さい。
※ホタルまたその他の動植物の生活を守るため、ホタル公園内へのペットの連れ込みはご遠慮ください。

川の中へ入ったり、川に近付きすぎないように!

図1のように、はその成長に過程で、川の流れと川岸の土手などを利用しています。 あまり川のそばへ近付いて、付近の草を倒したり、石を踏んだりすると、ホタルの卵や幼虫などを踏んでしまったり、流れの中へ落としてしまったりする可能性があります。 もちろん、石を投げ込んだりすることは、ばかりでなく、川の中や、その付近に生息するあらゆる生物にとって、大変な迷惑行為です。 面白半分のいたずらが、そこに分布する動植物に大きな被害を引き起こしかねないことを知ってほしいと思います。

ホタルの会話の邪魔をしないで! 人工的な光を嫌います。

ホタルの光は言葉です。暗い中で、雄と雌が光を使って話しをしているのです。たとえば「フラッシュ発行」という光り方は、雄が雌に向かってアイ・ラブ・ユーと呼びかけている言葉になります。ですから、自分たちの話しができなくなってしまう人工的な光「車のライト・懐中電灯等(公園内の"撮影行為"はいかなる場合も原則禁止です)・携帯電話スマートフォンのディスプレイの光など」は強く嫌います。ほたる見学の際は、ホタルの生態や公園の円滑な利用に影響がある機材等の使用はご遠慮ください。

ホタルは静かに見よう

上に書いたように、ホタルは互いの光を確認しながら様々な交信をしています。 ただ気の向くままに飛躍しているわけではなく、飛びながら発する光にも多くの意味があるものと思われます。 従って、ホタルを見ている人がおもしろがって、ホタルを追い回してしまうと、そこで会話や情報交換が途絶えてしまいます。 ホタルは限られた時間帯しか活動できませんので、その活動を邪魔しないようにしたいものです。
 たくさんのが飛び交う時期になると、道路を歩いていてもホタルが飛んで来て体や頭などに止まることがあります。 こうしたホタルは手でそっとたたくようにして、もう一方の手のひらに落として乗せ、そばにある植物の葉の上にのせてあげましょう。 捕まえて持ち帰ってもすぐに死んでしまいますし、他の場所で放すことにもいろいろな問題があります。 特に志賀高原では、岩倉沢付近以外ではゲンジボタルは生きていけませんからホタルのためにもなりません。 光り方などしばらく観察したら、仲間のいるその場所で生活できるように戻してやりましょう。

写真撮影のルール

写真撮影可能期間
◇2019年8月1日(木) ~ 9月1日(日)
写真撮影可能時間
◇上記期間内 20:30 以降

【写真撮影時のルール】
1 鑑賞者の通行に支障とならない箇所で行うこと
2 刈り払いのされていない箇所への立ち入りは禁止
3 橋の上及び橋の前後1m以内は撮影禁止
4 光を発する撮影は禁止(フラッシュ・ディスプレイの発光)
5 撮影機材からは離れないこと
6 ドローン及び自撮り棒の使用は禁止
7 その他不適切と思われる行動は禁止
8 周囲の安全には十分に注意すること
9 マナーを守り、お互い気持ちよく利用出来るよう心掛けること

※万一の事故、機材の盗難・紛失、現地トラブルについて、志賀高原ゲンジボタル公園整備委員会では一切の責任を負えません。
※来年度以降の実施については、今年の結果を踏まえて検討する予定です。